イームズな1日・そしてネジについてうるさくてすいません
みなさまおはようございます
土曜日に続き、日曜日もワイワイな1日に。
たくさんのご来店、ありがとうございました!
事前にアポ頂いていたお客様の他にも、イームズがらみのお客様がご来店で
本当にイームズな1日でした。
個人的に好きなスタッキング。
最近みなさんにもご好評で、スタッキング人気です。
こちらはお手持ちのシェルにベースを組み替えるご依頼のお客様のシェル。
ご希望はブラックのHベース。
タイミングよくラス1なベースをゲットです。
が、
こうしてマウントポジションにベースを当てがうと問題が...
ベースの穴とマウントの位置が合いません。
これはアウト。
このくらいのズレ具合だと、斜めになるけどなんとなくねじ込めちゃうので
ねじ込んでしまう方が多いです。
斜めにねじ込んでしまうともうそれこそアウトです。
次にネジを外した時に、まともに入らなくなります。
マウントのネジ山を壊してしまうからです。
これがベスト。
ベースの穴を若干広げることで、マウントとのポジションがスムーズに合うようになります。
オリジナルのHベースということでこのくらいのズレで済んでいますが、レプリカのエッフェルベース
などはかなりのズレがあったりします。
ブラックのファブリック張りのアームシェルにブラックのHベース。
渋い1脚に仕上がりました。
以前にもお話ししましたが、ネットで容易にベース購入ができるだけにこのようなパターンで
マウント側を壊してしまう方が多いです。
ヴィンテージのオリジナルのシェルとベースだとしても、相性があります。
そこはアメリカの当時の工業製品ですから、ベース側もシェル側も均一な仕上がりではありません。
アメリカ買い付けの際に、シェルとベースにマーキングしてくるのはそんな理由もあります。
もちろん、このシェルにこのベースが組まれていたというオリジナル重視にこだわる理由でもありますが、
それと同時に後で組めなくなることを防ぐためです。
マウントを壊さないコツ。
とにかく入るとこまで指でねじ込んでいくこと。
最初からドライバーを使ってしまうと、ダメがわかりません。
指でねじ込んでスムーズに半分くらい入っていけば問題なしです。
この指でねじ込む作業でもう一つ確認できるのがネジのピッチの違いです。
シェルチェアには2種類のピッチのネジが存在します。
そのピッチが違うネジをマウントにねじ込んでしまうと、斜めにねじ込む事と同じで
ネジ山を壊します。
この2種のピッチの存在を知らない方が多く、最近ではシェルを販売している側の人間も知らないという
場合が多いようです。
たかが4本の小さなネジですが、それ無しではチェアとして機能しない大事なネジ。
ちなみに初期のネジは現在製造されていないので、容易に入手はできません。
アメリカでもネジ一本にまあまあなプライスがついているぐらいですから。
シェルチェアをご購入の際にはお気をつけください。
という感じで、ネジ一本にうるさいお話となりすいません。
ブログ書き終えたらこんなお話になってました。笑
本日は打ち合わせのため14:00オープンとなります。
よろしくお願いいたします!
ではでは、4月もよろしくお付き合いください!
*まだまだ旧ショールームにご来店頂いてしまう事が多いようです。
現在は下記住所になりますのでご注意下さい!!
chair-chair ショールーム
千葉県柏市増尾1015-1
TEL/04-7100-4662
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